熱と責任

熱と責任

今日は会社の上司が熱にうなされてた。
でも会社にはきてた。
純粋にすごいなと思った。
守るものがある。
そんな責任感が彼を突き動かしたのであろうか。
俺には適切な表現が見つからなかったな。
責任感なんだろうか。

なにかしっくりこない。
だから、バレないように
水だけデスクに置いておいた。
どんなリアクションを取るのか楽しみだった。
おれって気付いてくれるかなって。
そしたら、これ置いてくれたの誰って、
探し出したよ。
ウッキウキした。
気づけ!気づけ!おれに言わせるな!
そんな気遣いできんの俺くらいしかいないぞ!
そしたらあろうことか、
アイツと勘違いしてたよ。
腹立つアイツ。なんでだよ。

そんでまた、
俺でっせみたいな顔してやがったよ。

しっくりこない。
だから、帰り際に水美味しかったですか?
って聞いちゃったよ。

そしたら、お前なのか!って!
そうそう!おれ!

さぁ褒め称えろおれを!こい!

そんな俺を差し置いて、アイツが。

「実は私ではありませんでした〜」って。
入ってきよったよ。

俺より一回り歳を食ったお前は
何を考えてるんだい。まったく。

しっくりこないよ。

でも数時間経ったいまはすごく清々しい。

なぜなら、アイツにすら残業頑張れって声かけたからね。

しっくりこないのも、悪くないのよ。